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愛犬コロちゃんの死

かわいがっていたペットが死んだ時、飼い主さんが味わう悲しみは想像を絶するものだとは、よく耳にする事です。
その死によって深い悲しみから、なかなか立ち直れない人さえいるといわれています。

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私もつい先日、14年間一緒に暮らしてきた犬のコロちゃんを亡くしました。

世間でよくいわれる高齢者の独り暮らしの私にとって、離れて暮らす子供達よりも大切(ゴメンネ、我が息子、娘よ)な存在であったといってもよいでしょう。
有名な温泉地に住んでいる私は、ホテルの従業員食堂の夜のおばさんです。

今年も狂犬病の予防注射の時期がきて、仕事に出る前の午前中に、コロちゃんを注射につれていきました。
毎年の事ですが、注射を受ける会場の近くまでは、元気よく私をぐいぐいと引っ張っていくものの、会場までくると一歩も前に進もうとはしません。
いつも獣医さんが注射器を後ろ手にかくして、私がしっかりと抱きとめてブスッとしてくれたら終わりです。
帰りはまた元気よく家に向かって私を引っ張ってもどります。「コロちゃん、今年も良い子にしてお注射できたネ」といって頭をなぜてやります。

昼過ぎに私が家を出る時には、いつも通り元気に玄関まで見送ってくれたコロちゃんでしたが、仕事を終えて夜遅く家に戻りましたら、いつも「ただいま」と私が声をかけると必ず玄関にくるコロちゃんが、その日は顔を出しませんでした。

そして、家の中に入りましたら、あちこちに吐いていたのです。

それでも、私の顔を見ると尾をふってよろこぶ姿はいつも通りだったようにおもいます。
「コロちゃんも14歳(人間だと70歳を越えています)という高齢なのだから、お注射を受けさせなければよかったのだろう」とそのとき、やっと気が付いたうかつな私でした。

次の日からしだいに食事をとらなくなり、アッというまに亡くなってしまったのです。

コロちゃんがなくなった2日後に、私は父の13回忌を控えており、何かとせわしい時でした。亡くなった次の日、「ペット浄葬苑」で私は一人コロちゃんの納骨を済ませました。

そして、悲しんで泣くひまもなく、父の法要の準備に追われました。忙しさの中、私は自分でもおどろくほど平静に 法要を終えたと思っています。

遠くから来てくれた姉を駅で見送り、家路に帰る道中で、一人きりになった時、私の胸の内にコロちゃんを亡くした寂しさがドッとあふれてきました。
歩きながら私は涙を流してしまいました。

家に帰った時「ただいま」といっても、いつも玄関に迎えにきてくれたコロちゃんはもういません。思いっきり泣きました。


コロちゃんを「ペット浄葬苑」で火葬する間、1時間半ほど待たなければなりませんでした。

その時控え室で一冊の本に出会いました。

「ペットたちは死後も生きている」という、翻訳ものでした。その内容をほんの少しですがメモしてきましたので、私と同じようにペットたちを亡くして、悲しみにくれている皆様にご紹介してみたいと思います。

そして、少しでも心の重荷が軽くなる事ができましたら、とてもうれしく思います。
  
動物好きの人のオーラはオレンジ色の光で満ちています。この光は動物たちにとってとても心地よいものです。それによって動物たちは信頼と自信を感じるのです。

動物を愛するあなた、愛するペットを亡くしたあなたに知ってほしい。病気や事故で死んだ動物たちも、「新しい世界」ではみんな健康に幸せに暮らしているのです。

あなたがペットの事を考えたり話したりするたびに、あなたのオレンジ色の光が、彼らに「おいで」と呼びかけていることを。そのとき彼らはやってくるのです。

彼らにあなたの悲しそうな顔を見せないほうがいい。あなたがそんな顔をしていると、ペットだって悲しむだろうから。

ペットたちは今もすばらしい世界で、幸せに楽しく生きていることを信じて、心の健康をとりもどしてみませんか。

希望の光を見い出す前に私たちは、しばしば長いあいだ闇の中を手探りしなければならないでしょうが、[朝のこない夜はない」というように、明るい光が早く見つかりますように。

こんな事を書いたからといって、器械のスイッチを押すように、簡単に人間の気持ちが変えられるものではありませんよね。しかし、いつまでも闇の中をさまよっていてはいけないと思います。

コロちゃんは14年間生きたうち、私が独り暮らしになったこの10年間、いつも私を信じてついてきてくれました。

その感謝の気持ちをこめて、私が最後にかけた言葉は「ありがとう、ありがとう」だけでした。

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