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(5)頭痛薬の代用ができるほどのカフェイン

コーヒーは頭痛によく効き、特に二日酔いの頭痛を解消するという事を、愛酒家の人は知っているでしょうか。
二日酔いの多彩な症状のうち、最も代表的でかつ、つらい症状は頭痛です。この頭痛にきわめて有効な解消法をあるのです。もうすでに、長年の経験から二日酔い対策の一つに加えている人もあるかもしれませんが、一杯のコーヒーを飲むことがそれです。

二日酔いにつきものの頭痛を引き起こす犯人は、アルコールが肝臓で分解されて水と炭酸ガスになる途中でできるアセトアルデヒドと呼ばれる物質です。

多少のアルコールならば飲む先からどんどん肝臓が処理してくれますから問題はないのですが、肝臓の処理能力を上回って大量にアルコールを飲んだ場合には肝臓がフル回転で働いても追いつかず、処理途中のアセトアルデヒドの形で血液中にたまってしまうのです。

アセトアルデヒドには末梢の神経に作用し、頭痛を起こさせる働きがあります。二日酔いに特有のガンガンと頭が割れるように痛む頭痛はこうして起こります。この頭痛を鎮めるには犯人のアセトアルデヒドを早く対外に出してしまい頭の血液の循環をよくすることが必要なのですが、コーヒーに含まれるカフェインこそ、まさにそうした働きの期待できるうってつけの物質なのです。

もともと頭痛に対しては、鎮痛作用のあるアスピリン、鎮静作用のあるバルビタールに加え、血管拡張作用のあるこのカフェインを用いるのが最も一般的な治療法とされています。

これを三つの頭文字をとって「ABC療法」と呼ばれておりますが、市販の頭痛薬のほとんどはこれを基本にしていると考えてよいでしょう。

しかも、一杯のコーヒーの中には一般の頭痛の治療に頓服的に用いられる量に匹敵する0.1~0.2グラムものカフェインが含まれています。つまり、カフェインに関しては、わざわざ頭痛薬を飲むまでもなくコーヒー一杯で用は足りるということになるのです。

カフェインにはこのほか、尿の出をよくする作用もあります。尿の出がよくなれば、二日酔いの原因物質である血液中のアセトアルデヒドを排出するのに役立ち、貯蔵された脂肪が燃えやすくなり二日酔いで落ち込んだ体力の回復にもつながることでしょう。

コーヒーは頭痛を鎮めるばかりではなく、二日酔いそのものの解消を多方面から助けてくれるというわけです。

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